選手ついて

- Joshua Filler(ジョシュア・フィラー)
- 出身国:ドイツ
- 生年月日:1997/10/02
- ドイツ出身の英才であるFiller選手は数々の世界大会で優勝しており、常にシュート力が安定しています。間違いなく近年のトッププロ選手です!!!
また奥様もプロ選手であるピア・フィラー選手です。
プレースタイル
ここからは私独自の視点で Filler選手のプレースタイルを掘り下げていきたいと思います!
シュートレンジが広い
Filler選手については、全体的な基礎力が非常に高いですが、ブレイク後や相手から回ってきた球がロングレンジの球であっても余程撞きづらい状況でなければポケットできる圧倒的なシュートレンジの広さが売りです!
これを可能にしているのが、彼のストロークの美しさだと思います!!
素振りからシュート後までキューが一切ぶれずに同じ軌跡を描いており、とても参考になるフォームです。特に手球が他の球に邪魔されている場合でもブリッジが安定しているので、特に問題なく撞き切ることができています。
シュートミスが少ない
一つ目の特徴にも重複しますが、ほとんどシュートミスがありません。
なので、Filler選手の試合を見ていると大抵は回ってきた球が見えていれば取り切ることがほとんどです。
それを可能にしているのは、キュースピードに秘密があると思っています。
Filler選手の試合を見ているとほとんどのショットはキューを6〜7割くらいのスピードでしか撞いていないように思います。
ここで断っておくと、キュースピードを落とせばショットが安定するかはわかりません。
ビリヤードをやったことがある人なら弱く撞いたらなぜか外してしまったみたいな経験をされた方もいらっしゃると思います。
ここはイメージの問題でもありますが、6〜7割の力でもちゃんと撞き切ることが大事です。
素振りの時にキューの引きを10割の時よりも加減したり、ショット時に素振りより遅くなるようなキュー出しをしないなどそこらへんの感覚が必要になります。
球の強弱が正確
Filler選手の3つ目の特徴としては、球の強弱によるポジションの取り方(次の球からその次の球へ運びやすいように手球を配置するプレー)が非常に良くて参考になります。
ビリヤードの中級者くらいになると、手球がどういう風に動くのかわかってくるので、クッションに3回入れてから出したりしたくなってきてしまいます(少なくとも私は笑)。
ですが、Filler選手の試合を見ると、難しい球以外では、球はそこまで動かすことはないです。その際にちょっと引きたい時などのプレーがとても正確です。
特徴的にわかるのは、Filler選手はフリーボールから取り切る時の初手であまりクッションを利用せず、球の動きだけで次の球に出すことが多いように思います。
クッションを使った方が安定するので、私はあまりやらないですが、ちゃんと球がどう動くかわかっているからこその選択だと思っています。
魅力
Filler選手の魅力は、美しいフォームから放たれる一寸の狂いもない正確なショットです。
数々の取り切りを見せてくれるので、気持ちいいビリヤードといえば、Filler選手だと思います。
特にマスワリの時はそこまでハードなショットなしに取り切ってくれることが多いので、
どういう風に球の取り切りを考えれば良いか迷っている方はFiller選手をお手本にするのが良いと思います。
最後に、奥様もプロ選手で、試合で対戦したり、一緒にYouTubeに出たりもして、とても仲が良く見えます。そういう試合外でのギャップも観れるので、ぜひ今からビリヤードを始めようとしている方は、推しにしてもらえるとハマると思います笑
まとめ
本記事ではJoshua Filler選手について取り上げさせてもらいました。
世界大会タイトルホルダーとして多彩な取り切りを見せてくれるとても良い選手なので、
ぜひ一度動画を拝見してみてください!
気になることや「この選手も解説して!」というリクエストがあれば、X(@position_taro)までお気軽にどうぞ!